2013年8月8日木曜日

3Dプリンターが魅せる新たな世界

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こんにちは!
暑い夏が続きますね。
我が家の愛犬も、さすがにこの連日の暑さには勝てないらしく、おとなしく日陰で寝ています。

今回は、タイトルの3Dプリンターについて話して行きたいと思います。
まず、「3Dプリンター」という言葉を聞いたことがある、もしくは知っているでしょうか?

知っている方は暫くは用語解説になりますので、飛ばして読んでいただくか、お付き合い下さい。

「3D」の「D」は「Dimention」が由来でいわゆる「次元」を意味します。
従来のプリンターは、紙に平面画像を印刷するので、2Dプリンターということもできます。

では3Dプリンターとはなんなのか。
おおよその人がお分かりかと思いますが立体物を印刷するプリンターです。
近頃ではお手軽なものだと、個人で買って使えると人気を集めています。

立体物が印刷できるプリンターができればなんでも作れる!と思っているアナタ!
半分は正解で半分は間違っています。
汎用の(2D)プリンターが紙や写真に印刷することしかできないのと同様に、3Dプリンターでも制約が存在します。

それでは、3Dプリンターを方式別に実際に見て解説しましょう。

  • 熱溶解積層方式
今3Dプリンターの主流の方式。プリンターのヘッドから溶けた樹脂を押し出して積層していくことで立体印刷を行う。
kickstarterなど小型の出資プロジェクトなどでよく見かけることができる。

個人として購入する場合、方式別で見ると安価なため手が出しやすいのが特徴。
使う樹脂によっては強度が出るため試作部品のテストなどにも使うことができる。

しかし、樹脂の形成状気密の高い(わずかな穴も存在しない)ものを作るのが困難で、また樹脂を抽出する際にヘッドから出る最小の樹脂の大きさが存在しているので、それよりも細かい精度を求めて作ることはできません。

また、下の動画をみてもらえば分かるように、樹脂のカラーのみ出力されていて、フルカラーで自分の好きな色でカラフルに作ることはできません。

  • 光学造形方式
3Dプリンター初期から存在していた方式で、 熱溶解積層方式の欠点の多くが克服されています。
気密がしっかりしたものが作れ、 精度もかなり細かく出すことができます。

細かい技術的な点は、説明するより見てもらった方が早いと思うので割愛します。
複雑な形状も容易に作れるので、様々なものに応用が利く方式です 。

他の高価な3Dプリンターと比べても、小さいものであれば(←ココ重要)1個あたりの出力単価が安いのも特徴で、ものによっては量産も可能です。

しかし一方で欠点も存在していて、この方式で作るものは、材料の問題で光による劣化が進みやすいことから汎用品の量産には向いていません。

また材料はエポキシのみのため強度や、透明度を求めることができません。
同じく重要なこととして、樹脂単価が高いために重いものを作ろうとするととても高価になります。

これらの他に、色を付けることが容易なため、フィギュアを作るときなどに用いられる

  • 石膏式
かなりのところまで細かい精度が出せる
  • インクジェット方式
が存在します 。

これらの二つの方式は高価なことと、個人で扱うにはハードルが高いため今回は細かい説明を省きたいと思います。
興味のある方は是非調べてみてください。

今回は深くは掘り下げませんでしたが、これからもますます注目されるであろう3Dプリンター
次回はそんな3Dプリンターの活用や、現状について触れていきたいと思います。
それでは、また!

(文:CON_CON)

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